手風呂でもけっこう騒がれているので、個人的にもちょっと調べてみましたが、調べれば調べるほどひどい実態が出てきて、軽くへこむどころかこの法案通ったら、未来の先行き見えなくなりそうで鬱状態です。
本当に大丈夫なのか、日本。
と、いうか青少年犯罪を減少するために、そういう著書や作品を規制しようという発想に行って、実際に実行に移している辺りが大丈夫なのか、というところです。
そりゃあ、100%関係がないなんて言うつもりはないし、多少は制限した方がいい部分も悪影響となっている部分もあるだろうけど、実際どれほどの悪影響かもわからないのにさっさと規制の法案進めてるのは間違いだと思うんですよ。
漫画やアニメでの暴力行為は、現実世界でもそれを助長するという意見と、いやそれによって起こる悲劇を作品の中で描くことでストッパーとなるという意見は、私が小学生のころから、おそらくはそれ以前から争ってきていたし、どっちの例も存在すると思う。
でも、やっぱり普通に幸せな家庭に恵まれてちゃんとした子供時代を過ごせたなら、そういう作品を読んでいても良識ある人格に育つものだと思うんですよ。
近年、少年犯罪が増加しているというのならむしろ、そのような普通のちゃんとした環境が整わなくなっているということの方が大きいと私個人としては思うし、こんな馬鹿みたい改正に時間割くくらいなら、雇用情勢とか景気とか、そういう問題をどうにかしようとする方に割いてほしい。
しかもこの馬鹿みたいな条例、18日には可決が進んでしまうようで、今どうにか反対運動について検索している最中です。
「図書館戦争」や、「チョコレート・アンダーグラウンド」を読んだことのある人は分かると思うんですが、こういうのって多くの人たちの関心が薄い中でいつの間にか可決されてしまう。
一般の人たちもあまり気に止めないうちに可決されてしまって、その後でそれがどれだけ大切な案件で、どれほどの大切なものを失ってしまったかに気付く。
こんなの、リアルに図書館戦争の事態じゃないですか。
そもそも前々から思っていたんですが、こんないろんな層に影響起こすような重要な案件、もっと全国民にわかるように大きく発表してから改正進めろって話ですよ。
しばらく学校行ってなかったから新聞も読んでなかったし、私がニュースとかも必要最低限にしか見ないから最近まで知らなかったのかも・・・と思ってましたが、わざわざ実家に電話して母に聞いてみても知らないって言うし。
まあ、真面目なことを書きましたがこの法案が可決されて、本当に規制ばかりの世の中になったなら管理は手首切るか、テロリストになりかねん。冗談じゃなくて、正気でい続けられる自信がないです。
もうちょっと、支離滅裂なかんじになってきたのと、微熱あって頭痛いのでこの辺で終わります。
やっぱ昨日の部活いかんかったかな・・・後悔はないけど・・・
またちょこちょこ書きなおしにくるかも。
もっと詳しいことが知りたい!という方は、ここのサイトさんが詳細に調べておられます。↓
携帯からでも見れる模様。
http://mitb.bufsiz.jp/
ちょっと一眠りしてから、また調べてたんですが「図書館戦争」の著者、有川さんの日記に転載推奨の記事があったので載せておきます。
もう、本当に堅苦しい記事になってて申し訳ないんですが、それだけ現状はやばいみたいです。
このところ、われわれ物書きの間では笑いの種になっていたおバカな条例が、実は成立寸前だと知って、にわかに波紋が広がっています。
アニメや漫画、ゲームに登場するキャラクターを「非実在青少年」として、生身の人間と同等に扱い、これを登場させた作品を児童ポルノとして厳しく規制しようというもので、所持しているだけでも処罰の対象となる由です。
ある方の言葉を借りれば、「東京都の「非実在青少年」規制。エッチな漫画が読めなくなるだけの問題じゃありません。これが通ると、私たちの表現や言論を、国や行政が勝手に「有害」かどうかを認定する権利があると認めることになります。思想信条は無条件に自由であるべきで、それを無条件に表現できなければ自由ではありません」ということになります。
以下は、編集者から評論家、研究者に転身した藤本由香里・明治大准教授の日記からの転載で、できるだけ多くの人に知ってほしいということで、ここに掲出する次第です。
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すでにご存知の方もいらっしゃると思いますが、2月24日に、東京都青少年健全育成条例の改正案が出され、その中に、「非実在青少年」(つまり実写でなく、マンガ・アニメ・ゲームに出てくる青少年)への規制が盛り込まれています。
これは、 「年齢又は服装、所持品、学年、背景その他の人の年齢を想起させる事項の表示又は音声による描写から十八歳未満として表現されていると認識されるもの」と規定されており、つまり設定が18才以上になっていても、「18歳以下に見えれば」ダメ、ということです。
つまり、国の方で何度も改正(改悪)が話題に上りながらも、反対が多く先に進まないでいる「児童ポルノ法」における、「単純所持規制」(=とくに売買する意思を持っていなくとも、「児童ポルノにあたるもの」を単純に「持っている」だけで逮捕)、「マンガ・アニメ・ゲームその他、画像として描かれる青少年の姿にも児童ポルノ法を適用する」というもくろみを、都の条例で先に決め、規制してしまおうという法律です。
なので、今のところ罰則はありませんが、「単純所持」も禁止されています。
おまけに、上記に規定された意味での「児童ポルノ」(つまり非実在青少年を含む)の根絶に向けて努力し、都に協力するのが「都民の義務」と規定されています。
第十八条の六の四 何人も、児童ポルノをみだりに所持しない責務を有する。
2 都民は、都が実施する児童ポルノの根絶に関する施策に協力するように努めるものとする。
3 都民は、青少年をみだりに性的対象として扱う風潮を助長すべきでないことについて理解を深め、青少年性的視覚描写物が青少年の性に関する健全な判断能力の形成を阻害するおそれがあることに留意し、青少年が容易にこれを閲覧又は観覧することのないように努めるものとする。
これだけ読むと、青少年が読まないよう留意すればいいのかと思うかもしれませんが、成人が読むものもすべて、規制の対象になります。
都条例の改正案の全文は以下で読めます。
このうち、後半の、とくに赤で反転してあるところが重要な部分です。
http://fr-toen.cocolog-nifty.com/blog/2010/02/post-cbc1.html
また、今日、いままさに行われている緊急集会のお知らせ
http://icc-japan.blogspot.com/2010/02/blog-post_27.html
も含め、この問題に関する基本情報をまとめたサイトは以下です。
http://mitb.bufsiz.jp/
「18歳以下に見える」とか、「不健全」とか、いくらでも恣意的に解釈できる条文の上に、これらの規制を推進しようとする都に対し、全面的に協力するのが「都民の義務」とするなど、これは戦前戦中のファシズムか? 「非国民」!とどこが違うの? と言いたくなるくらい問題のある法律なのですが、問題は、
今の状況だとほぼ間違いなく、この法律は通ってしまう!
ということです。
そして、出版社のほとんどすべてが東京に集中している中で、この法律が通ることは、国の法律ができたのと同じ効果を持ちます。
にもかかわらず、不思議なことに、ネットでも、マイミクさんの日記やMLでも、この問題はほとんどまともには話題になっていません。おそらく、あまりにもばかばかしい規定ゆえに「半笑い」的なコメントが多く、みんな「こんなばかばかしい規定、通るはずない、と思っているのだと思います。なぜかネットでも、個人のブログや痛いニュース以外に、信頼できるとされる一般メディア(新聞系のニュースなど)でこれを取り上げているところはないし、新聞でも報道されていないので、みんな冗談だと思っているのだと思います。
けれど、繰り返しますが、
今の状況だとほぼ間違いなく、この法律は通ってしまう!
2月24日に案が発表されて、都民が意見が言えるのは25日まで(つまり1日だけ)。
議会での質問が許されるのは3月4日(代表質問)・5日(一般質問)だけで、これも数日前には質問を提出していなければならない。(つまり議員でさえ、検討できるのは3日程度)
で、18日の13:00の付託議案審査がもっとも重要で、今月末には投票、決定、ということになります。
現在、都議会の会派は石原都政与党(自民、公明、平成維新の会)が62議席、石原都政野党(民主、生活者ネットワーク、共産、自治市民)が65議席という構成です。
野党が全員反対にまわれば、否決できるのですが、今のところ、民主党内ですら、意見統一がとれていない。知人によれば、
①都議では野党の民主議員が全部法案可決に反対しても過半数に満たず、
民主自体もきれいに可決反対で意見がまとまっているわけではない。
②今回はこの法案はケイタイ・ネットに関する法案とセットで提出されており、このケイタイ・ネット関係の法案はちょっと現段階ではあまりに穴がありすぎ、ほぼ通らないということになっていて、それが災いする可能性も高い。つまり二つあげたもののうち二つともが否決されることは珍しく、ひとつを通さない代わりにひとつを通すということは議会ではよくある。
こうしたことから、この法案は何もしないでいると通る可能性が高いだろう」
ということです。
けれど、先日、もう賛成を決めているからダメだろう…と言われていた、「生活者ネットワーク」の議員さんにヤマダさんたちと一緒にお話をしに行ってきたら、ちゃんと聞いてもらえた、という感触を持ちました。そして、この法案の危険性を訴えたのが、ほぼ私たちが初めてのようだったのが印象的でした。
都議の方たちも、あまりにも現場から何も反対の声が上がってこないので、不思議に思う状況のようです。現場から反対の声があがらないとどうしようもない、との声も聞かれました。
私もあまりにみんな騒いでいないので、半信半疑だったのですが、各方面に確かめても、「このままだと通る」ことは確実です。
まだ間に合うかもしれません。広報の手段を持っている方は、この法案の危険性を、早く、広く、伝えていただければと思います。
有川さんの日記によると、恐ろしいことに出版業界の人でも知らなかった人が多いみたいで、本当にどうなってんだこの法案という感じです。
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