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漫才日記
自サイト日記。副管理との共同日記。
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諸事情によりうっかりポケモンに再熱しました。
今は立派にポケモン廃人への道を突っ走りつつあります。


ふふふふふ、どうしようか散々迷った挙句に買っちゃたんだぜブラック!!
実家の妹がね、DS持ってってもいいよとか言うから!!!
いろいろ調べてたらストーリーとかも気になったので、買っちゃったんですが最初キャラ萌からおっこちたので、必至にぽ、ポケモンなんてあんなドット絵のかたまりだよ?!そんなんに萌えてどうするよ!!!ぶっちゃけ公式の部分なんて雑誌とかの発表の部分を除けば、主人公と交わされる少しの会話ぐらいしかないわけで、性格とかなんとか、お前が萌えてるのはほぼ二次創作・・・・二次創作なんじゃないのおおおおおおおおお!とか、抵抗はしようとしたんですが。まあ結果的にこういうことに。


ついでにオフ友からは「ようこそ!廃人の森へ!」とか「ポケ擬においでよ!」とか、歓迎されましたが冗談抜きに廃人になりそうで怖いんですけど・・・・・・




それはさておき、ストーリーまでちゃんとやるのは金銀(notリメイク版)以来なので、とても楽しいです。
なんとなくジョウトの流れに似てるよね。
正直、ダイパあたりからポケモンのキャラデザはいま一つだなーと感じなくもなかったのですが、好みの子も発掘しだして趣味パで旅を進めつつあります。まだ序盤なので、ストーリー進んでないのですが、トゥトゥ可愛いし男前だしアイリスちゃんとか、まだ会えてないけどハチクさんとか人物気になる人いっぱいだしキャラデザとか世界観すごい好き。
ああああああああ、でもジャッキーさんとかカズマサさんとか鉄道員さん達にも会いたいです、すごく会いたいです。
指さし確認かわいすぎて、イッシュの言えるのか動画覚えそうなくらい毎日見てる・・・・・・







上の記事、こんなんですが続きからファンペタファンでいささか季節外れなSS
冬ごろ書きかけて放置してたの。
連載も・・・5月中に1話は、1話は進める・・・・・・・









しん、と夜は静寂を持って真暗闇のそこに横たわる。

雪こそ降らないものの、まだ春になるには程遠く寒さが支配する季節の後半。
整理し終わった書類をまとめ、机に置き、ふと顔を上げたペタは自分の主に目を向けて顔をしかめた。

―――また、だ。


「ファントム」

自分の所定のデスクから立ち上がり、少しばかり離れた所からこちらへ正面を向けているファントムのデスクの前へと歩を向ける。

「ん、なんだい?ペタ」

唇に指を当てたまま、ファントムが今まで珍しくも見ていた書面から顔を上げる。
まだ冬と呼べる季節の空気は乾燥していて冷たく、生ける屍である彼の身体にも影響を及ぼすらしかった。
乾燥して荒れたそれが本当に気になるのか、癖なのかはわからないが、無意識に弄ってしまうらしい彼の唇からは剥きすぎて一か所大きく―――


「――血が出ています」


「あ。ホントだ」


今、気付いたというファントムの反応に、ペタは溜息を吐く。下唇の真ん中寄りにできた傷から溢れる赤は滲む、というよりも滴り落ちると言った方がいい程で、よくよく見れば唇を弄っていた指先も赤に染まっている。唇にできた傷自体はホーリーARMで癒せるのだが、唇の荒れ自体は治すこともできないので、ここのところ堂々巡りなのであった。


少々お待ち下さい、と言い置いて自分のデスクへととって返す。引き出しから小さな軟膏入れを取り出すと、ファントムのデスクへと再び歩み寄った。
今度は正面からでなく、デスクを廻り込んでファントムの横へと移動する。小さな小物入れの蓋を外すと、私は中に入っている液体をひとすくい、指ですくい取った。

もう片方の手でそっとファントムの頬に触れると、ファントムは大人しくこちらに少しだけ顔を上げる。
すくい上げたとろみのある液体は蜂蜜で、透明度を持った黄金色の液体をペタはそっとファントムの唇に塗り込めていく。
人差指でなぞるように、傷には極力触れぬように。

「沁みますか?」

聞いて自分でも馬鹿な質問だと思った。彼の痛覚は失われて久しいというのに。


「ううん。あ、でも甘い」


「舐めないでください」


痛みという感覚を感じないからこそ、唇も剥きすぎてしまうのだろう。本人は気付いてすらいないのだから、自分の中でだけの馬鹿な感傷にすぎないとはわかっている。
それでも、爪を噛みすぎて肉まで噛んで破壊する。掻き毟りすぎて肉まで裂く。といった具合に痛みが無い故にファントムが日常で無頓着に傷を作ることが、ペタはなんとなく悲しくて嫌だった。


「部屋に戻ったら、ホーリーARMで治して差し上げます」


「うん。あーでも、その前にはふさがっちゃうと思うよ」


だからこそこうやって、いちいち世話を焼いてしまう。
最後の仕上げに親指の腹を使って、上の唇にも蜂蜜を塗り上げるとペタは屈めていた上体を起こした。
舐めないでと忠告したのに、もうファントムは下唇を確かめるようにぺろりと舌を出していて、ペタは何度目ともしれない溜息を吐いた。






                                                   でもきみがまた塗ってくれるでしょ?



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